都井岬の営業時間や入場料金は？自然の中に暮らす馬たち【宮崎県串間市】

日本で野生の馬を見ることができる場所があることをあなたはご存じでしょうか？

それは宮崎県串間市にある『都井岬（といみさき）』です。

草原と太平洋を背景に、野生の馬たちが草をはむ姿を観察できる『都井岬（といみさき）』へ今回は行ってみました。

ぜひ都井岬に行かれる際の参考にしてみてくださいね。

都井岬とは？都井岬の簡単な説明

都井岬は、宮崎県串間市にある太平洋に面する岬で、志布志湾の東端かつ日向灘の南端にあり、地図で見ると少し出っ張ったところにあります。

そんな都井岬には日本に在来馬として現存する8種（北海道和種、木曽馬、野間馬、対州馬、御崎馬、トカラ馬、宮古馬、与那国馬）のうち御崎馬が生息しており、都井岬に牧場が開設されて以来300年以上の間都井岬に適した独自の進化を遂げた在来馬となりました。

また、昭和28年（1953年）に「岬馬およびその繁殖地」として国の天然記念物指定されています。

御崎馬を見に都井岬まで行ってみた

目的地の都井岬の駐車場まで

串間駅がある串間市の市街地から車で約30分ぐらいで都井岬に着きます。

都井岬に入るために途中駒止めの門があるので、そこで「野生馬保護協力金」を支払って中に入ります。

また季節によって営業時間が若干異なるので注意しましょう。また年中無休です。

門を過ぎたら、そこからは野生の馬が自由気ままに過ごす都井岬へと足を踏み入れたことになります。御崎馬は自由気ままに、車やバイクが走る道路にも普通に姿を見せます。危ないので横を通るときには、ゆっくりと走行しましょう。

少し車で走ると駐車できるスペースがある小松ヶ丘広場にたどり着くのでそこに車を止めました。

御崎馬を間近に・・・

車を止めて、志布志湾・大隅半島が見える方へ。

訪れた日は少し曇っていましたが、なんとか大隅半島を見えました。

天気がよければ、おそらく大隅半島がもっときれいに見えたのかもしれません。

閑話休題。

という訳で、御崎馬を間近で見るために丘の方へ歩きました。

紫陽花がきれいに咲いています。

御崎馬との接し方の看板がありました！

野生の馬なので、餌を与えたり、むやみに触れたり後ろに近づいたりしないようにとのことです。

少し丘を上るといました！御崎馬です！

御崎馬は130センチ前後と小柄で、一般的な馬が160センチぐらいと言われているので、見た印象は思っていたよりもだいぶ小さかったです。

また春から夏の時期は、大人の雄1頭と数頭の雌馬と子馬で構成された群（ハーレム）を作って過ごします。

秋から冬は小さな群に分かれて海岸よりの杉林や雑木林に移動します。

繁殖シーズンとなる春先だったので、春駒と呼ばれる仔馬が結構いました。

馬を観察すること約1時間…名残惜しいですがそろそろ移動する時間に。

しかし、まだ行っていない灯台と神社を見に行ってなかったことを思い出したので、寄り道して帰ることにしました。

都井岬灯台と御崎神社

都井岬灯台

車を駐車した広場から車で都井岬灯台の方へ。

参観可能な灯台が全国16箇所ありますが、都井岬灯台は九州では唯一の参観可能な灯台になります。

今回は、天気が曇り空だったのでなくなく外観だけ撮影しました。次回訪れた時にはぜひ参観したいですね。

御崎神社

都井岬灯台から御崎神社へ。

都井岬の最先端に奉祀されている神社で、旧称を御崎三社大権現（みさきさんしゃだいこんげん）と呼ばれ、創立が1300年ほど前の古社です。

主祭神は、海の神様である底津綿津見神(そこつわだつみのかみ)、中津綿津見神(なかつわだつみのかみ)、上津綿津見神(うわつわだつみのかみ)で、ご利益は海の神様を祀ってあることと海の近くの神社ということもあり、航海安全や縁結びのご利益があります。

ちなみに断崖絶壁の岩場にあるこの赤いのが本殿です。以前はこの場所に行けたそうですが、落石もあることから立入禁止となってしまい、現在は手前の安全な場所に遥拝所が造られています。

まとめ

いかがだったでしょうか。

草原と太平洋を背景に、野生の馬たちが草をはむ姿を観察できる『都井岬（といみさき）』へ今回は行ってみました。

ぜひ参考にしてお出かけしてみてくださいね。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

それでは！

都井岬へのアクセス

・宮崎空港から車で約1時間50分

・宮崎駅から車で有料道路を用いて約2時間

・串間駅から車で約30分